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国民年金は追納すべきか? 〜大学院卒の場合〜

こちらの記事は、旧雑記ブログ(うまい飯がたべたい)から引っ越しして情報をアップデートしたもにになります。

お金関係の記事はこっちに統一して、雑記は「うまい飯がたべたい」ブログに集約します。

 

国民年金の納付義務

日本国内に住んでいる人は20歳から国民年金保険料を納めることが義務付けられています。

ただ毎月16,410円(平成31年度)を学生が払えますかね?

特にアルバイトの時間も捻出しにくい理系大学生には厳しい・・・。

そのため、「学生納付特例」を利用していた方も多いハズ。

今回は、学生納付特例を使った「その後」について自分なりの考察を共有します。

※今回の記事による損失等が生じた場合でも、保障出来かねます。

 素人が行った計算です。資産運用はあくまでも自己責任でお願いいたします。

学生納付特例とは

所得が一定以下の学生は、申請によって在学中の国民年金保険料の納付が猶予される制度です。 

学生納付特例制度は“未納”とは違い、制度を利用している期間は老齢基礎年金額には反映されないものの、“加入期間”には反映されます。

つまり、年金未納と違って遺族年金・障害年金が受け取れます。

 

何のために追納する?

簡単に言えば、「将来受け取れる受給額を増やすため」です。

もし1ヶ月分追納すると、

満額781,700円(2020年4月分からの年金額)÷40(年)÷12(ヶ月)=¥1,628

増えることになります。

もし大学2年(20〜22歳)+大学院2年(22〜24歳)の4年間分追納すると

¥1,628×4(年)×12(ヶ月)=¥78,144

1年間に受給できる金額が増えます。

マクロ経済スライドは考慮していません

さらに、追納することにより追納年は所得控除が適用されます。

 

追納額はいくら?

追納ができるのは追納が承認された月の前10年以内の免除等期間に限られています。

つまり、満額で受給するつもりならば30歳がタイムリミットです。

具体的な金額は毎年届く年金事務所からの書類を確認ください。

 僕の場合、80万円程度でした。

※大学2年(20〜22歳)+大学院2年(22〜23歳の3月)の約4年間です

 

で、追納した方がいいの?

30歳のタイムリミットを前に、調べましたが払う派or払わない派の両方の意見がありました。

追納すべき派の意見

・年金を10年程度受給できれば、追納した方がお得

 (追納分を運用せず、そのまま貯金した場合との比較)

・所得控除による節税効果が狙える

追納しない派の意見

・追納する金額を株式投資に回したほうがリターンが大きい

・75歳(65歳の受給開始+10年)までに死亡した場合、損失になる

・そもそも年金貰えるの?(受給減額のリスク)

 

株式運用しない場合、80万÷78144=およそ10年で元が取れます

65歳から受給開始したとして、損益分岐点は75歳。それ以降はずっと追納した方が得な状態になります。

ただ、受給開始まであと30年近くあるので、分散投資等でゆるくリターンを狙う運用をするもの間違いではないはずです。そうすれば損益分岐点はもっと後ろにずれるはず。

そこで、追納する場合vs追納せず運用する場合で比較してみましょう。

 

 

 

 追納に至った検討

1. 損益分岐点について

比較対象は次の2ケース。

① 80万円を追納せず、30歳〜65歳まで資産運用(年利2〜4%)して利益確定

②追納して65歳から満額受け取る

追納による増額分が資産運用額を超えるか計算します。

f:id:hiratohira:20200912101043p:plain

追納分の80万円がペイできる年齢は、

年利2%→84歳

年利3%→92歳

年利4%→104歳

となりました。

※運用額による税金処理は考慮していません。

 

平成22年簡易生命表によると、男の平均寿命は79.64年、女の平均寿命は86.39年です。

主な年齢の平均余命|厚生労働省

つまり、平均まで生きればちょうど年利2%運用と釣り合う計算になります。

きちんとした分散投資でも年利2%は難しくないレベルです。

これだけ見れば追納せずに運用した方が良いような・・・。

(口座を上手く使えば「いつでも取り崩せる」ので保険代わりにもなるメリット付きです)

 

2. 何歳まで生きる可能性があるか?

平均寿命はあくまでも「平均」です。

実際の所何歳まで生きるんだろう?

平成22年の厚生労働省のデータによると、日本人男性の場合80歳で6割、90歳で2割程度は生存しています。

f:id:hiratohira:20200913022720p:plain

出典元

第22回生命表(完全生命表)の概況|厚生労働省

 

つまり、

年利2%→およそ4割

年利3%→およそ8割

の確率で追納せずに運用した方が良いことになります。

税引き後年利3%を確実に達成できるかな・・・?

びみょ〜〜〜〜〜〜な所です。

 

3.気持ちの問題

これまでの検討だと、

追納する→長生きする方が有利

追納しない→長生きすると不利

です。

特に損益分岐点を超えてからは、「生きている限り損する額が増えていく」状態になります。

長生きによるリスクのケアとして、追納は悪くない選択肢だと思います。

(受給額が少ないと、貯金が底を尽きたら年金だけで暮らしていけない・・・)

→追納しました!

 

その他気にしたこと

1. 運用した場合の出口戦略

今回は65歳で利益確定するケースを考えました。

投資の場合は複利効果を狙って、

・利益確定を70歳にする

・一度に売却するのではなく、順次売却して切り崩していく

等すれば損益分岐点がより後ろにずれるはず。

 

2.任意加入にして満期にする

 

60歳までに老齢基礎年金の受給資格を満たしていない場合や、40年の納付済期間がないため老齢基礎年金を満額受給できない場合などで年金額の増額を希望するときは、60歳以降でも国民年金に任意加入をすることができます。(厚生年金保、共済組合等加入者を除く)

任意加入が可能であれば、こちらも検討すべき項目。

追納した後に知りました。。。

ただ厚生年金に加入している場合は使えない。

受給資格を満たしている場合は65歳までに任意加入する必要があり、例えば定年延長で65歳まで厚生年金に加入した場合は使えません。

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20140627-03.html

ただ再雇用先の職場によっては厚生年金は強制加入となる場合があり、自分自身でこどまでコントロールできるかは分かりません。

 

結論

納付する/しないで大きく損得が分かれることは無さそうです。

投資で増やしつつ満額受給するつもりなら、

追納せず運用→60歳定年後厚生年金に加入しない→65歳までに任意加入制度を利用

というルートになりそうです。

 

不確定な要素が多いですが、様々な選択肢がありますので、ご参考になれば幸いです。